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日本ダービー・G1」(26日、東京)
京都新聞杯を制し、東上最終便に乗り込んだ
レッドジェニアルが23日、栗東坂路で力強い伸び脚を披露し、好調をアピール。19年ぶりの年明けデビュー馬Vを狙う。また、美浦Wで追い切った
シュヴァルツリーゼも、最高の仕上げが完了。
皐月賞12着からの逆襲に燃えている。
きっちりと態勢は整った。
京都新聞杯の覇者
レッドジェニアルは、栗東坂路で
アレグリアシチー(2歳新馬)と併せ馬。序盤は意識的にゆったり入り、ラストは
ゴーサインに応えて力強く伸びた。4F55秒8-40秒2-12秒4で半馬身先着だ。
騎乗した中塚助手は「そんなにやる必要はなかったですが、わざとちょっとだけ反応させました。疲れも感じないし、雰囲気はいい。今が一番動ける体だと思います」と満足げ。追い切りから中2日で実戦に臨むのは、前走V時と同じ。「どうしても水曜追いだと強くやってしまう。メンタルと肉体に疲れが残らないように。うちの厩舎に多いパターンなので」と木曜追いの意図を説明した。
鞍上の酒井が「2走前の4着の競馬が前走に生きた。癖が分かった上でレースに臨めて組み立てやすくなった」と話す通り、一戦ごとに人馬の息も合ってきている。「2400メートルも問題ない。直線が長いのも合う。右回りではコーナーで外に張るので、左回りの方がいいんじゃないかな」。自身3度目の競馬の祭典に意欲を見せる。
「もう少し成長してからというのはあるけど、今できることはやっている。テンションさえうまくコントロールできれば、力は出せる」と高橋忠師。前走で重賞初制覇を飾った年明けデビューの新星が、00年
アグネスフライト以来、19年ぶりとなる快挙を目指す。
提供:デイリースポーツ