31日(金曜日)に
エプソムダウンズで行われる古馬のG1コロネーションC(芝12F6y)の登録ステージが25日(土曜日)に設けられていたが、ここで追加登録をした1頭を含めて、14頭がエントリーを済ませている。
ブックメーカー各社が2.75倍から3倍のオッズを掲げて1番人気に推すのが、エイダン・オブライエン厩舎のキューガーデンズ(牡4、父
ガリレオ)だ。3歳時の昨季、G1パリ大賞(芝2400m)、G1セントレジャー(芝14F115y)の2つのG1を制している馬で、5月9日に
チェスターで行われたG3
オーモンドS(芝13F84y)をひと叩き(2着)されての参戦となっている。
続いて3.75倍〜4.5倍の2番人気に推されているのが、25日に2万5千
ポンド(約360万円)の追加登録料を支払っての参戦となった、チャーリー・アップルビー厩舎のオールド
パーシアン(牡4、父ドゥバウィ)だ。前走メイダンのG1
ドバイシーマクラシック(芝2410m)を制し、4度目の重賞制覇にして待望のG1初制覇を果たしている。
この他、昨秋のG1セントレジャー2着馬で、今季緒戦のG2ミドルトンフィリーズS(芝10F56y)を勝っての参戦となるラーティダー(牝4、父ドゥバウィ)、昨年のこのレースでクラックスマンの頭差2着となっているサロエン(牡5、父キャンフォードクリフス)らがスタンバイしている。
欧州12F路線の今後の動向を占う上でも、注目の1戦となりそうだ。
(文:合田直弘)