スマートフォン版へ

【安田記念】ダノンプレミアム完全復活 苦難乗り越え意地見せる!

デイリースポーツ
  • 2019年05月28日(火) 06時00分
 「安田記念・G1」(6月2日、東京)

 さあ、強いのはどっちだ-。最強との呼び声高い4歳世代の牡牝エースが初めて激突。目下G1・5連勝で、鮮烈な世界デビューを果たしたアーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝)に対するは、7戦6勝の17年最優秀2歳牡馬ダノンプレミアム(牡4歳、栗東・中内田)。ほぼパーフェクトな戦歴を誇る2頭が、言い訳の利かない府中マイルでガチンコ勝負。現役最強を懸けた戦いから目が離せない。

 デビューから7戦6勝。早い段階から現4歳世代をけん引してきたダノンプレミアム。ただ、一見輝かしく見える戦績の裏には、決して楽ではない道のりがあった。

 17年の朝日杯FSをデビューから無傷3連勝で制覇。最優秀2歳牡馬に輝いた。3歳初戦の弥生賞で連勝を4に伸ばし、クラシックの最有力候補として注目を集めたが、皐月賞を前に挫石のアクシデント。回避を余儀なくされた。その後、ぶっつけで迎えたダービー。ファンは単勝2・1倍の1番人気に支持したが、勝ち馬から0秒2差の6着に敗退。初めて敗北を味わった。

 逆襲の舞台を天皇賞・秋に定めるも、調整不足でまたも回避。一度狂った歯車は、なかなか元には戻らない。結局、秋は1走もすることなく、3歳シーズンを終えた。

 しかし、年が明けて陣営の努力が報われた。爪の回復を待ち、入念に調整を行った結果、9カ月半ぶりに実戦復帰した金鯱賞を完勝。最速タイの上がりをマークし、G1馬4頭を寄せ付けなかった。

 続くマイラーズCも2番手から盤石の競馬で快勝。春の大目標であるここへ向けて、揺るぎない態勢を整えている。1週前には川田を背に栗東CWで6F80秒4-36秒8-11秒3の豪快走。「疲れを感じさせずにこなしている。上積みはあります」と猿橋助手は順調ぶりを伝える。

 今回、同い年のアーモンドアイとは初対決。実績では大きく水をあけられてしまったが、“男の意地”にかけても負けられない。完全復活を遂げたプレミアムが、女王撃破で現役最強を高らかに宣言する。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す