「新馬戦」(6月2日、東京)
1年前に
桜花賞馬
グランアレグリアがデビュー戦を快勝した同じ舞台に、今年も藤沢和厩舎の素質馬が登場する。日曜東京5R(芝1600メートル)の
アブソルティスモ(牡、
父ダイワメジャー)だ。
半兄に17年ダービー馬
レイデオロがいる良血。師は28日「調整過程だけならこの時期の
グランアレグリアよりもいいよね。気持ちに余裕がある」と、新馬戦レコードで制した僚馬と比較した上で手応えをつかんでいる。
父が
ダイワメジャーに変わったことで、ダービー馬の半兄よりもスピード色が濃くなった。美浦坂路を中心に調整が行われている。22日の1週前追い切りはコンビを組むルメールが騎乗して、馬なりで軽快は動きを披露。4F54秒7-12秒8をマークした。指揮官は「スピードはあるし、ケイコの動きもいい」と納得の表情だ。
「いい馬ですよ」としみじみと語る師の姿から、期待の大きさがにじみ出ていた。陣営の熱い思いを背に受け、府中で躍動する。
提供:デイリースポーツ