「新馬戦」(6月2日、東京)
陣営も素質に太鼓判だ。日曜東京5R(芝1600メートル)で初陣を迎える
サリオス(牡、
父ハーツクライ、美浦・堀)に熱い視線が送られる。
異父姉
サラキアは昨年のローズS2着馬。続く
秋華賞では
アーモンドアイの4着と好走し、血統的にも奥が深い一頭だ。「4月上旬に入厩し、ずっと在厩調整をしていました。大型サイズながら、調教の動きはいいです。ええ、初戦から力を出せると思いますよ」と森助手は色気をのぞかせる。
540キロ台の雄大な馬体ながら、繰り出されるフットワークは実に素軽いものだ。レーンが騎乗した29日の美浦Wでは、馬なりのまま5F68秒9-13秒1をマーク。年長馬
ヘリファルテ(5歳3勝クラス)と互角の動きを披露した。
「気性も良く、すごく扱いやすいですよ。きょうだいはゲートの難しい馬が多いそうですが、毎週のように駐立と発進の練習を重ねて問題ありません」と同助手。幸先のいいスタートへ。ビッグな若駒が地鳴りを響かせ、府中の直線を先頭で駆け抜ける。
提供:デイリースポーツ