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【安田記念予想】負けないオンナを悩ませる枠順、ダノンプレミアムに期待していたが!? /JRAレース展望

  • 2019年06月01日(土) 18時20分
 NHKマイルCからスタートした東京競馬場での5週連続GI開催も、いよいよ今週の安田記念でフィナーレ。今開催の東京芝コースは、ヴィクトリアマイルで半マイル通過44秒8のペースで逃げたアエロリットが5着に粘ったように、とにかく超々高速馬場です。先週の日本ダービーもひと雨降った影響なく高速決着となりました。

 今週も高速馬場で行われるであろう安田記念ですが、注目はやはり二強。昨秋のジャパンCで圧巻の走りを見せつけたアーモンドアイと、休養明けの金鯱賞でマイル〜中距離路線のGI上位馬を撃破したダノンプレミアムです。ローテーション上からもダノンプレミアムに大きな魅力を感じていましたが、ここまで外枠ですと懸念材料となります。しかも、1頭内にアーモンドアイがいるとなると、楽にいい位置を取らせてもらえるかどうか? これまでのレースのように前に壁を作れないリスクもあります。

 そして、アーモンドアイはハイペースで末脚を生かしてこその馬。一方、ダノンプレミアムはスローペースで前から押し切りたい馬。もし二強がワン、ツーを決めるとなると、レースの流れは平均ペース前後が理想とされますが、スタートして3コーナーまで約550mもあるUターンコースの東京芝1600mは極端なペースが発生しやすいもの。

 2016年のように、逃げ馬に他馬が競り掛けなければロゴタイプの逃げ切りが決まる場合もあるし、2017年のように逃げ馬ロゴタイプが他馬に競り掛けられると、勝ったサトノアラジンのような追い込みが決まったりもします。

 そして、昨年2018年のように超々高速馬場でほとんど緩みが生じない1分31秒台前半の決着に突入してくると、コーナーロスが命取りとなるので外枠の馬が完全アウトになる場合があります。たとえば4歳になってからは安定した末脚で、常に3着以内を誇るリスグラシューが唯一馬券圏内に突入できず、8着まで凡退したのは14番枠から外々を回ることになった昨年のこのレースなのです。

 つまり、展開、ペースによってはアーモンドアイダノンプレミアムが共倒れして、大波乱になる可能性も充分にあると考えています。いずれにしても、アーモンドアイと期待していたダノンプレミアムが外枠に入ったことで、購買意欲が高まるレースになったことは間違いありません。(文=山崎エリカ)

年間回収率111%(5/31時点)類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる女性競馬研究家山崎エリカの最終結論はアーモンドアイか、ダノンプレミアムか、それとも?(※安田記念の予想はレース当日公開予定です)

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