5週にわたる東京競馬場でのGI競走は今週が最終週。
安田記念、いよいよですね。
オークス、
日本ダービーに続いてここ3週は関西馬の東京競馬場への到着の様子も取材しました。前2週は交通トラブルなく無事に全馬到着していたのですが、今週は1番乗りだった
ダノンプレミアム以外の10頭は事故渋滞に巻き込まれてしまい、到着が遅れていました。
中でも1番遅かったのが
ペルシアンナイトと
スマートオーディン。
あ、でもひとつ誤解しないで欲しいのは、到着が一番遅かったから一番しんどい輸送を強いられたわけではないです。長旅ですから当然、途中に休憩をはさみます。そのタイミングとか休憩の長さや回数も輸送時間に含まれますから。
大事なのは馬が輸送時間が長くなったことでイライラするなどストレスをためていないかどうか。幸い、
ペルシアンナイトも
スマートオーディンも落ち着いていましたし、他の馬たちもひどく体力を消耗している様子はうかがえなかったので。まぁ、ダメージを受けたとは考えずに済む範囲内かなと思います。
実際、
ペルシアンナイトを担当する齊藤勲助手から「渋滞で1時間ほど到着が遅れましたが、問題はありません。輸送も慣れていますしね」という言葉を聞いて、ひと安心です。
さて。
ペルシアンナイトは2017年の
マイルCSから勝ち星をあげていません。でも、今回はかなり楽しめそうな状態ですよ。池江師も「追い切りでは加速も良くて、ゴールを過ぎてから
ミルコ・デムーロ騎手がうながしたら再加速でギアがもうひとつ上がりました。本当にいい調整ができました」とかなり自信を持っているのがうかがえました。さらに「生涯最高のデキに持っていくことができた」とまで話しているのはなかなかないことです。
強い相手はいますが、すごく面白い存在だと思います。
(取材・文:花岡貴子)