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【安田記念】インディチャンプG1初V 2強粉砕!福永会心「馬が応えてくれた」

デイリースポーツ
  • 2019年06月03日(月) 06時01分
 「安田記念・G1」(2日、東京)

 マイル界に新星が誕生した。G1初挑戦のインディチャンプがゴール前で抜け出して、1分30秒9のレースレコードで頂点に立った。逃げ粘ったアエロリットは2年連続の2着。2強対決と注目を集めたアーモンドアイダノンプレミアムはスタート直後の不利もあり、3、16着に終わった。

 4番人気のインディチャンプが大金星を挙げた。スタートはもうひとつも、二の脚の速さを生かして道中は4、5番手の内でロスなく追走。直線でタイミング良く外に持ち出すと、逃げるアエロリットを目標に力強く伸びて、最後は首差かわしてG1タイトルを手にした。

 アーモンドアイダノンプレミアムの2強ムードを吹き飛ばす快勝劇。今回で6戦連続の騎乗となった福永は「返し馬から状態の良さがはっきり伝わってきた。期待以上に馬が応えてくれたし、G1ウイナーにふさわしい、立派な走りでした」と、してやったりの表情。「相当強力なメンバーだったけど、自分がしっかり乗ればと考えていた。不思議なぐらい冷静に騎乗できた」と満足げに振り返った。音無師も「これだけの強敵相手だから勝つまでは思っていなかった。めちゃくちゃうれしい」と喜びを爆発させた。

 レース後は東京競馬場から直接、福島県のノーザンファーム天栄に放牧へ。ブリーダーズカップマイル・米G1(11月2日・サンタアニタ)の優先出走権を手にし、今後は海外遠征も視野に入れながら、マイルCS・G1(11月17日・京都)との2択になりそうだ。指揮官は「ローテはまだどちらとも言えない。全てはオーナーサイドと話し合ってから」と前を置きしつつ、「距離はマイルにこだわっていきたい。これからもっと成長する馬だと思う。秋にはもっと強くなったインディチャンプをお見せしたい」と大きな期待をかけていた。

提供:デイリースポーツ

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