6月9日に行われる
マーメイドS(3歳上牝・ハンデ・GIII・阪神芝2000m)。これまでに4度、重賞で馬券圏内がある
フローレスマジック(牝5、美浦・
木村哲也厩舎)が、待望の重賞初制覇を狙う。
【木村調教師】
「前走(
福島牝馬S・GIII・2着)は、レースの10日前に戻ってシンプルな調整でしたが、今回は早めに帰厩したこともあり、時間的に余裕があるので様子を見て修正をしながら調整をしています。
1週前追い切りの動きには満足していて、状態は変わらず良さそうです。ここにきて馬が成長してきて、前走は重賞でも2着になりました。1週前追い切りでも若い馬をリードしていましたし、他の馬の支えがなくても真っ直ぐに走れているのは、この馬にとってはすごいことです。
本気を出して走らせることが課題ですが、余裕が出てきて調教がしやすくなっていることもあり、向き合っている課題に対しては工夫の仕方があると思っています。この馬のおかげで厩舎全体の質が上がってきていますし、重賞を是非勝たせたいと思ってます」
(取材:佐々木祥恵)