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【マーメイドS】荒れやすい牝馬ハンデ重賞/JRAレース展望

  • 2019年06月05日(水) 06時00分
 他の牝馬限定ハンデ重賞と同様に、マーメイドSも波乱傾向にあるレースだ。ハンデ戦になって以降の13年で三連単の配当が10万円を超えたのは9回。条件戦を勝ち上がってきた馬、格上挑戦の馬にも好走のチャンスは十分にある。

1.枠順がポイント

 顕著に内枠不利(過去10年で1枠の複勝率0%)のデータが出ている鳴尾記念とは違い、マーメイドSは1枠の成績が最も良く過去10年で複勝率は38.5%。しかし7・8枠も複勝率25%で、外枠有利の傾向もある程度残っている。マーメイドSで1枠の成績が良いのは、鳴尾記念に比べ多頭数の混戦になりやすく内を掬える差し馬にもチャンスが生まれやすいことが一つの要因だろう。

2.大型馬は苦戦

 過去10年で前走の馬体重が480kg未満だった馬の成績が複勝率26.5%と上々なのに対し、480kg以上だった馬は複勝率7.1%と明らかに苦戦している。内回りで行われる牝馬限定戦ということから、スタミナやタフさよりも器用さや一瞬の脚が問われやすいためか。大型馬は割り引いて考えたい。

3.ハンデにも注目

 過去10年の成績を負担重量別に見てみると、最も成績が良く唯一単複共に回収率100%を超えているのが複勝率33.3%の53kg。また54、55、56kgも複勝率は20%を超えている。対して53kg未満だった馬の成績は複勝率11.7%と劣勢。

 スカーレットカラーは昨年冬の時期に調子を落としていたが、ようやく復調し前走を快勝。前々で立ち回れたことに成長がうかがえるし、デビュー以降30kgほど増えた身体の中身がようやく出来てきた印象だ。2歳時から内回り向きの機動力・パワーを見せていたので、阪神2000mという舞台は申し分ない。

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