「
マーメイドS・G3」(9日、阪神)
今年も荒れるか-。牝馬限定のハンデ戦とあって、過去10年で3連単10万円超配当が7回と、荒れに荒れている一戦。昨年も10番人気の
アンドリエッテがVで、同26万円超と大荒れだった。今回、その
アンドリエッテと同じ流れで挑むのが
サラスだ。ハンデ51キロ&前走の
パールS3着は全く同じで、阪神との相性も抜群。重賞初制覇の期待をかけても、何ら不思議ではない。
格上挑戦ながら、ハンデ51キロなら大駆けの可能性を秘めている。
4歳馬
サラスは、まだオープンに上がったことはないが、これまで2度の重賞挑戦がある。紫苑S13着、
日経新春杯10着と結果は出せていないが、「重賞でも」という陣営の高い期待を読み取ることができる。今回も果敢にチャレンジだが、これまでに比べて相手関係は楽になっており、「ハンデが51キロだけに楽しみ」と余田助手が話すように、斤量にも恵まれた。
手綱を取る松若も色気を隠さない。「最近の中では一番いい内容でした。リフレッシュして、いい状態になってました」。休み明けだった前走の
パールS3着を好評価する。上がり3Fは最速タイの33秒3。立て直した効果を感じさせた。
昨年の覇者
アンドリエッテは
パールS3着を
ステップに、10番人気で豪快な差し切り勝ちを決めた。ハンデ51キロも同じで、似たような境遇だ。さらに阪神では、3戦して〈1110〉という相性の良さも見逃せない。
同助手も「状態は変わりないですね。展開に左右される面はありますが、馬がその気になってくれれば」と期待を寄せる。重賞ウイナー不在のメンバー構成。3度目のチャレンジで、サプ
ライズを起こす可能性は十分だ。
提供:デイリースポーツ