6月9日(日)に阪神競馬場で行われる第24回
マーメイドステークス(GIII)に登録している
センテリュオ(牝4、栗東・
高野友和厩舎)について、追い切り後の
高野友和調教師のコメントは以下の通り。
(前走の下鴨S1着を振り返って)
「馬の出来はすごく良かったのもありましたが、乗り役もよく気象状況までも考え抜いた騎乗をしてくれました。上手に乗ってくれましたし、馬も能力全開で応えてくれたと思います」
(前走後の調整について)
「これまではあまり使い込めないタイプかなと思っていたのですが、今回は幸いにも上がってきた後も無事で、すぐに立ち上げられました。順調に来られています」
(調教過程を振り返って)
「牝馬で前走を勝つぐらい調子が良いですし、体も仕上がっています。この中間は比較的軽めというか、整える感じでやっていました。当然、今日もその延長ですので、攻め込まないというか、追い切らず整えるという意図でやっています。
やれば動く馬なのですが、今日も馬は活発に体を動かしていましたので、心配のない出来になっていると思います」
(変化した点などはあるか?)
「デビューした頃は体もまだ細かったですし、競馬もまだ分かっていないというか、精神的にもまだ分かっていない状況でした。ただ、能力の高さだけで条件戦では2着を外したことがないところまでは来られました。だんだん経験を積んで、飼い葉食いも良くなり、パワーアップしてきたところで競馬に対応してきているのかなという感じはします」
(この馬の持ち味は?)
「精神的にどっしりしてきた感があって、大人になってきた感じはあります。それに肉体の成長が上手く噛み合ってきているというところではないでしょうか」
(今回のレースに向けて)
「
ディープインパクト(産駒)にしてはもう一つ丸みのない走りをしますし、不器用かなという感じには映ります。しかし、成績を見ると小回りでよく結果が出ているのです。なので阪神2000mのコースに関しては大丈夫かなと思っています。
これ(斤量)も決められたことなので、仕方ないとはいえ、他の馬との比較という意味ではもう少し軽くても...とか、他の馬がもう少し重くても...という感じはしました。
デビュー戦から出走すれば必ず人気にさせていただいている馬ですが、もっと走れるはずなので、そこにまだ応え切れていないところはあります。一度重賞に出て、その時は惨敗しましたが、二度目の今回はきっちり走れるのではなかろうかと思います。応援していただけるファンの期待に応えたいです。ここまで携わってくれた人のためにも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI