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マーメイドS・G3」(9日、阪神)
スカーレットカラーが5日、栗東CWをさっそうと駆け抜けた。先週までにしっかりと負荷をかけており、時計は4F53秒1-38秒5-12秒4と目立った数字ではないが、落ち着きがあって気配は申し分ない。
高橋亮師は納得の笑みを浮かべて最終デモを振り返った。「順調に来ていますね。以前はトモに不安があったけど、ここにきてしっかりしてきました」と充実ぶりに目を細める。
後肢がパワーアップしたことで、課題だったゲート難も克服。前走は先行策から押し切るという新たな形で勝利をもぎ取った。「切れるというより長く脚を使えるタイプなので、前に行った方がいいですね。このあいだの競馬なら、距離も大丈夫じゃないかな」と手応えを感じ取っている。
使いながら馬体が増えているようにパワーアップ。「見た感じ、太くはないし、馬が成長しているんだと思う」と師。一段とたくましくなった馬体を躍らせて重賞初制覇を狙う。
提供:デイリースポーツ