「マーメイドＳ・Ｇ３」（９日、阪神）

　重馬場で２勝を挙げているカレンシリエージョに追い風が吹きそうだ。

　西日本は週末にかけて大気の状態が不安定になり、近々梅雨入りする可能性が高い、との予報が出ている。阪神競馬場のある兵庫県南部の空模様も微妙な情勢。金曜の天候は大きく崩れるもようで、今週は乾いた馬場での施行は難しそう。レース当日の天気予報は現状、曇りだが、パンパンの良馬場は見込めそうもない。

「道悪は全く苦にしません」と鈴木孝師。２走前の小倉の太宰府特別で勝利を飾った時も「ジョッキー（秋山）もスイスイ走っていた、と言っていましたしね」と振り返った。

　状態についても「今週は上がり重点に、いい動きをしてくれました」と好感触。「前走は直線で狭くなるところがありましたからね。２着馬とはそんなに差はありませんでしたし、今回はハンデ戦でもあるので」と楽しみにする。

　５０キロの軽量に加えて得意の馬場となれば、チャンスは十分にありそうだ。重馬場で行われた０８年を１２番人気で制したトーホウシャインは重馬場実績があり、ハンデも４８キロと軽かった。今年はシリエージョが波乱の主役を務める。

提供：デイリースポーツ