夏競馬、そしてサ
マースプリントシリーズの開幕を飾る一戦。短距離適性はもちろん洋芝適性の見極めも重要になってくる。開幕週ということもあり時計の出方にも注目。
1.近年は速い時計での決着
以前は時計の掛かるレースとしてお馴染みだったが年々勝ち時計は速くなってきている。札幌での開催だった09年を除く過去10回を見ても、08年〜13年の平均勝ち時計が1分08秒5なのに対し、14年〜18年は1分07秒8。パワー優勢だった以前とは違い、時計勝負に対応するスピードが要求されやすくなっている。
2.前走距離に注目
過去5年の成績を前走の距離別で見てみると、前走1200m以下だった馬の成績が複勝率11.9%なのに対し、前走1400m以上だった馬は複勝率30.3%。距離を短縮してくる馬の方が成績は優秀だ。
3.基本的には若い馬優勢
過去5年の成績を年齢別で見てみると、5歳以下だった馬の成績が複勝率26.2%と上々なのに対し、6歳以上の馬の成績は複勝率12.1%と不振気味。16年以外は毎年1頭6歳以上の馬が馬券に絡んでおり安直に軽視することは避けたいが、5歳以下の馬を中心視するのがベターだろう。
タワーオブロンドンは前走の
京王杯SCをコースレコードで優勝。好位で折り合い直線に入るとしっかり脚を使って抜け出す非常に中身の濃いレースだった。
安田記念を回避してこちらに照準を合わせてきたが、本格化した今なら初の1200mにも対応できる。58kgの斤量がカギとなるが、不安よりは期待の方が大きい。