16日に函館競馬場で行われる
函館スプリントS(3歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、札幌競馬場で開催された2009年は除く。
過去10回で最多となる4回の馬券絡みが
クロフネ。3回で
マンハッタンカフェが続き、2回が
ダイワメジャー、
キングカメハメハ、
ファルブラヴとなっている。なお、集計期間内に2勝している種牡馬は
クロフネに限られるが、今年は同産駒の出走予定がない。ちなみに
Giant's Causeway、
Raven's Pass、
Shamardal、
サクラオリオン、
ロードカナロアは産駒が
函館スプリントS初出走となる。
血統的に注目の2頭は回避となった。
デアレガーロは14年
ガルボ(8人気1着)など「1-1-1-1」の
マンハッタンカフェの産駒で、半姉
シュプリームギフトは13年
函館スプリントSの2着馬。
ティーハーフは同コースで通算複勝回収率が100%を超える
ストーミングホーム産駒で2015年の覇者。
人気と目される
ダノンスマッシュは
ロードカナロア産駒。近3走、父と似た戦歴を辿っているが、今回も同じローテーションで
函館スプリントSに挑むことになる。
ロードカナロアは12年に単勝1.3倍の支持に応えられず2着に敗れていたので、そのリベンジとなるか注目だ。
ロードカナロア産駒は、半数以上が新馬・未勝利戦だが通算で函館芝1200mは「複勝回収率81%、複勝率32.1%」と悪くない。
アスターペガサスの父は
Giant's Causeway。同産駒は本レースへの出走例はなく、同コース通算でも4走のみ。ただし、その4走で
アスターペガサス自身の2走を含め「3-0-0-1」という実績は注目に値する。
タワーオブロンドンは近親に04年
クイーンS(札幌芝1800m・G3)2着の
エルノヴァがおり、自身も札幌で結果を残しているように洋芝自体は問題ないが、近年の
函館スプリントSは時計の速い決着が多くなっているので斤量58kgの影響を考える必要がありそうだ。