16日に函館競馬場で行われる
函館スプリントS(3歳上・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、札幌競馬場で開催された2009年は除く。
馬番別では、最多となる7回の馬券絡みが1番。次点で4回の3番が続き、3回が9番となっている。昨年も1枠1番の
セイウンコウセイが逃げ切り勝ちを決めていたが、小回りの函館コースでロスなく運べる最内枠は想像以上にアドバンテージがあるようだ。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
フルゲート(=16頭立て)
1枠 1-1-2-6 複勝率40.0% 複勝回収率110%
2枠 0-1-0-9 複勝率10.0% 複勝回収率25%
3枠 1-1-0-8 複勝率20.0% 複勝回収率48%
4枠 0-0-2-8 複勝率20.0% 複勝回収率40%
5枠 1-1-0-8 複勝率20.0% 複勝回収率86%
6枠 0-0-0-10 複勝率0.0% 複勝回収率0%
7枠 1-0-1-8 複勝率20.0% 複勝回収率183%
8枠 1-1-0-8 複勝率20.0% 複勝回収率223%
フルゲート未満(=15頭立て以下)
1枠 1-1-1-2 複勝率60.0% 複勝回収率80%
2枠 2-0-0-4 複勝率33.3% 複勝回収率43%
3枠 1-2-1-3 複勝率57.1% 複勝回収率312%
4枠 0-0-1-7 複勝率12.5% 複勝回収率61%
5枠 0-0-0-9 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6枠 1-1-1-7 複勝率30.0% 複勝回収率189%
7枠 0-1-0-9 複勝率10.0% 複勝回収率15%
8枠 0-0-1-9 複勝率10.0% 複勝回収率182%
上記の通り、1枠は出走頭数にかかわらず高い好走率を示している。しかし、2〜3枠はフルゲート時の好走率・回収率が低調な成績となっており、小回りコースが故に多頭数では内で包まれてしまうデメリットが勝ってしまうのかもしれない。
なお、今年の
函館スプリントSはフルゲート未満で行われるが、同条件時は馬番1〜3番が「4-3-1-7」複勝率53.3%、複勝回収率172%という成績を収めているので気を配る必要がありそうだ。