「ユニコーンS・G3」(16日、東京)
この上半期にブレークしたジョッキーといえば何人か挙げられるが、関東の若手では
野中悠太郎騎手(22)=美浦・根本=だろう。今年は先週終了時点でJRA12勝。通算42勝のうち、4分の1以上をこの半年に挙げている。
ユニコーンSは未勝利戦からコンビを組む
ザディファレンスで挑む。相棒には追い切りにもまたがって「前走より状態はいい」と笑顔を見せた。自身にとっては今年3回目、通算7回目の重賞騎乗。今年は東京のダートで単勝回収率129%をマークしており、人気以上の活躍が目覚ましい。ここで、それなりの結果を出したいところだ。
馬も東京向きと言っていい。2月の未勝利勝ちから3戦連続でメンバー2位以内の上がりタイムをマーク。前走の府中戦も「1番人気だろうとは覚悟していました。中山で素晴らしい脚を使っていたから。直線が延びると持ち味がさらに生きますからね」と期待を膨らませた。
相手関係については「いやぁ、強い馬がそろってますからね」と控えめだが、勢いを増す22歳がどんな手綱さばきを見せてくれるのか、興味は尽きない。
提供:デイリースポーツ