今年春に香港から英国に移籍したゴールドマウント(セン6、父エクセレントアート)が、15日(土曜日)にヨーク競馬場で行われたLRグ
ランドカップS(芝13F188y)に登場。2着に2.1/4馬身差をつける快勝で、移籍初戦を白星で飾った。
ゴールドマウントは英国産馬。2歳6月に祖国でデビューし、8戦4勝の成績を残した後、16/17年シーズンの後半から香港に在籍。香港では18戦3勝、18年のG1
クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)2着、G1チャンピオンズ&チェイターC(芝2400m)3着などの実績を残した。
今年3月には香港調教馬としてドバイに遠征。G2ドバイゴールドC(芝3200m)に出走し4着という好成績を残している。
その後同馬は、
リチャード・ギヴソン厩舎から、
バーミンガム近郊に拠点を置くイアン・ウィ
リアムス厩舎に転厩。故郷に復帰して初めて迎えた実戦が、15日のLRグ
ランドカップSだった。
後方待機から鮮やかな末脚を繰り出して勝利を収めたゴールドマウントの今後について、レース後にウィ
リアムス師は、11月5日に豪州のフレ
ミントン競馬場で行われるG1
メルボルンC(芝3200m)が最大の目標となることを表明。その前に英国内で、8月にヨーク競馬場で行われるイボアH(芝13F188y)を使う可能性に言及している。
(文:合田直弘)