今年の宝塚記念は、レイデオロを筆頭に6頭のGI馬が集結。さらにGIで好走を続けるエタリオウなど、初戴冠を目論む伏兵陣も多彩で、少頭数とはいえハイレベルな争いは必至。馬券妙味たっぷりの今年のサマーグランプリについて、3万人以上が参加するnetkeibaの予想大会「俺プロ」で好成績を残し、「ウマい馬券」で公認プロ予想家として活躍するリヴェール氏に展望を聞いた。

【思い浮かぶのは外を回して追い込んでくるシーン】
　
　私の予想は、各馬や騎手の特性を把握してレース展開をイメージすることから始まります。

　では、今年の宝塚記念のレース展開はどうか？　内の芝が目に見えて荒れていますので、多少は外を回してでも追い込んできた馬が勝つ、という展開を本線に考えます。昨年のミッキーロケットみたいなケースには、恐らくならないでしょう。

　現役馬でいえばブラストワンピースのような馬が非常に向きそうなレースで、優勝した有馬記念や、敗れはしましたが、大阪杯と同じような競馬をすれば勝てると思っていました。人気を裏切った前走の結果で、回避したのは非常に残念です。

　今回出走するメンバーで外を回して伸びてくる馬といえばレイデオロ、スワーヴリチャード、リスグラシュー、ショウナンバッハあたりが思い浮かびます。宝塚記念の予想でアタマにするのは、このいずれかになると思います。

　一方、「宝塚記念は初のGI戴冠となりやすく、勝ち馬も多いステイゴールド産駒」というデータから浮上してくるエタリオウですが、アタマで買うことはないと思います。今回、手綱をとる横山騎手は外を回して後ろから伸びてくるという競馬をあまりしません。私がイメージする展開にそぐわないのです。

　こうしたゴール前をイメージした展開をもとに、これまで私は少数点買いで、オッズ10倍超の馬券を当てるのを得意としてきました。何をアタマにするか、ヒモはどうするか？　週末に公開する予想にご注目いただければ幸いです。
（文＝リヴェール）


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