19日、
船橋競馬場で行われた第22回
京成盃グランドマイラーズ(3歳上・ダ1600m・1着賞金1200万円)は、先手を取った
御神本訓史騎手騎乗の1番人気
ベンテンコゾウ(牡5、船橋・
川島正一厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、2着の4番人気
リコーワルサー(牡4、大井・
荒山勝徳厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分39秒6(稍重)。
【
御神本訓史騎手のコメント】
「ゲート入りを渋って心配したんですが、何とか我慢してくれて、いいスタートを切ってくれました。
前走は輸送があって初コースもありましたし、ペースも前半かなり速くなって息が持たなかったんですけど、今日はいいリズムで入れたので、最後まで踏ん張って、頑張ってくれました。前回の惜敗の後、関係者の皆さんが一生懸命に立て直してくれて、それに
ベンテンコゾウもしっかり応えてくれたという感じでした。
やっと念願の南関東のタイトルが取れたので、この先関係者の皆さんと話し合ってですけど、さらに活躍してくれそうです。これからまだまだ強くなって、タイトルも沢山取らなければいけない馬だと思っています」
【
川島正一調教師のコメント】
「南関東の重賞タイトルを取らせたくて、オーナーとも約束していたので、地元船橋ということもあって、今日はかなり勝負掛けていました。
前回の敗因は、ハイペースに巻き込まれてのものとはっきり分かっていました。今日も前に行くつもりでしたが、馬場が変わって(今開催前に砂の入れ替えを実施)ウチの馬に合いそうな感じだったので、天気だけ毎日チェックしていました。
レースは完璧でした。特別指示もしていなくて御神本君がわかっているので。ペースもちょうど良く、これなら残るなと。さすがでしたね。
次走は未定です。マイルあたりを中心に使えそうなところを探っていきます。素直なところがいい馬です。岩手の時よりもパワーアップしていると思います。
ベンテンコゾウという名前はちょっと変わってますけど、強くなっていけば良く響いてくると思います。これからどれだけ成長してくれるか、どうか応援してやって下さい」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)