スマートフォン版へ

【門別競馬情報】ニューヒロインの飛躍が期待される一戦、ヒダカソウカップ/地方競馬情報

  • 2019年06月20日(木) 18時00分
 20日(木)のメインレースとして行われる「第5回ヒダカソウカップ」。内回り1600mで行われるシーズン最初の牝馬限定重賞であり、3着馬まで7月18日の地方競馬・世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン2019」古馬シーズン第3戦「第18回ノースクイーンカップ/1800m・外回り」優先出走権が付与されるトライアル競走にもなっている。さらに、JBC協会協賛スタリオンシリーズ競走でもあり「1着馬の生産牧場」に「マジェスティックウォリアー」の2020年種付権利も付与される。

 レース名に採用された「ヒダカソウ(日高草)」は、インターグシケンカツトップエースキョウエイタップJRA・GI優勝馬を輩出した様似郡様似町の日高山脈南部に位置する「アポイ岳」に生育する固有種の多年草。馬産地・門別競馬場の本場化&ナイター化が実現し、定着が図られるなか「日高」に立脚する地方競馬として、生産界に還元される割合の大きい「牝馬」選良の機会を増やす目的で、2015年に創設された。

 3歳時の第1回こそ2着惜敗だったジュエルクイーン(父キンシャサノキセキ)は、2歳から明け7歳の今年1月まで全国を渡り歩いて息の長い活躍を続け、4歳&5歳時には当レースを連覇するなど重賞10勝の成績を残した名牝だった。その繁殖入りを受け「ホッカイドウ門別から羽ばたいた名牝の系譜」を受け継ぐニューヒロインの飛躍が期待される一戦が、今回のヒダカソウカップだ。そして、その座に最も近いであろう有力候補がアップトゥユー(牝5・角川秀樹厩舎父サウスヴィグラス)だ。

 ジュエルクイーンと同様、2歳秋の牝馬ダートグレードエーデルワイス賞」で2着に食い込み、次戦、遠征で挑んだ川崎・ローレル賞を6馬身差の圧勝で重賞初V。ここまで、タイトルこそ一つに留まるが、昨年10月以降の充実ぶり(6戦3勝・2着1回、4着2回)には目を瞠るものがあり、近走ずっと使われてきた1200mのダートグレード北海道スプリントカップ」には目もくれず、このヒダカソウカップに照準を合わせてきた。前述した通り「マイル戦」も、左回り・右回りの違いこそあれ川崎・ローレル賞で圧勝の実績があり懸念材料にはならないだろう。第1回をルージュロワイヤルで制した角川師が4年ぶりの美酒となるかにも注目だ。

 強敵になりそうなのが、前年覇者で暖かくなるに連れて調子を上げるディナスティーア(牝7・松本隆宏厩舎父ダイワメジャー)と、昨秋川崎の南関東牝馬重賞・ロジータ記念を快勝したクロスウインド(牝4・若松平厩舎、父ヴァーミリアン)だろう。特に同馬は昨年、この門別で3歳三冠レース最終戦「王冠賞」も制しており、古巣に帰ってきてのさらなる飛躍が期待される「若い世代の代表格」でもある。

 10頭立てながら他の出走馬も多彩。3年前の道営記念優勝タイムビヨンド(牝7・堂山芳則厩舎父タイムパラドックス)に、同日11Rで準メインとして行われた2歳牝馬重賞ブロッサムカップ快勝のジュンアイノキミ(牝5・米川昇厩舎父セイントアレックス)のほか、果敢に格上挑戦した昨年の道営記念で堂々5着に食い込んだクオリティスタート(牝5・角川秀樹厩舎、父ダノンシャンティ)らも上位人気の一角に支持されそうだ。

 発走予定は20時40分。ニューヒロインの誕生を楽しみにお待ちいただきたい。

(文=ひだか応援隊)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す