「
ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)
デビュー4年目の
菊沢一樹騎手(21)=美浦・菊沢=が、自厩舎の
インテンスライトとともに、開幕週の福島で飛躍を誓う。
昨年9月の新馬戦から7戦中6戦で手綱を取り、2勝をマーク。前走の
プリンシパルSでは0秒3差の4着と奮闘した。「デビュー前から上で走る馬だと感じていて、馬自身は
ステップアップしています。あとは乗っている自分が馬に遅れないように、サポートしようと心掛けています」。攻め馬から丹念に競馬を教え込み、相棒との強固な信頼関係を築き上げてきた。
最終追いでは26日、美浦坂路で
カーリングストーン(3歳1勝クラス)と併入し、4F52秒2-38秒4-12秒9。「やればやるほど馬が応えてくれますね。すごくいい調教ができたと思います」と声を弾ませる。
菊沢自身にとって、重賞は通算5度目の挑戦。初美酒に向けて「もちろん勝ちたい気持ちはあるし、チャンスも感じています。ただ、だからといって何かを変えようとはせずに、いつも通りの気持ちで臨みたい。そして
インテンスが本当に強いことを証明したい」と語気を強めた。人馬が完璧な融合を果たした時、Vへの道はおのずと開ける。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ