昨年の
マテラスカイ、そして14・15年に連覇した
ベストウォーリアなど、このレースの好走をきっかけにGI戦線でも活躍していく馬が多く輩出されて来た。秋以降の飛躍を占う意味でも重要な一戦だ。
1.差し優勢も
中京コースで行われるようになった12年以降の3着以内馬、延べ21頭のうち15頭が4角5番手以下の馬だった。差しが決まりやすいレースと見て良さそうだ。しかしそれに該当しない6頭のうち4頭が1着馬で、勝利という点だけで見ると逃げ・先行馬の方が結果が出ている。
2.前走好走馬が中心
過去7年の成績を前走の結果別で見てみると、前走1着、もしくは2着以下で着差が0.2秒以内だった馬の複勝率が31.9%に上るのに対し、1着馬に0.2秒以上の着差で敗れていた馬は複勝率9.8%と不振。
3.高速決着時は距離延長馬に注目
週末の雨予報もあり今年も高速決着が見込まれる。過去に中京ダート1400mで勝ち時計が1:22.5以下だったのは8鞍あり、その内距離延長で臨んだ馬が複勝率38.1%と上々の成績を残している。対して前走1400mだった馬は複勝率17.2%、距離短縮となった馬は複勝率14.3%にとどまる。
マテラスカイはドバイのゴールデン
シャヒーンを2着。番手から見せ場たっぷりの内容で健闘した。国内では昨年の同レースをレコード勝ちして以降、
JBCスプリントで2着した以外は精彩を欠いた競馬が続いていたが、圧勝した舞台で巻き返せるか注目だ。週末の雨予報もこの馬にとってはプラスとなる。