「
七夕賞・G3」(7日、福島)
これまで、数々の重賞を勝ちまくってきた
福永祐一騎手(42)=栗東・フリー=が唯一、手にしていないのが福島でのタイトル。史上6人目となるJRA全10場重賞制覇に向け、良血
タニノフランケルで7・7みちのく決戦へ向かう。自身はJRA重賞騎乗機会3連勝中と絶好調。勢いに乗って偉業達成といきたいところだ。
夏競馬開幕週の
CBC賞を
レッドアンシェルで制した福永が、今週は福島伝統のG3で重賞勝ちを狙う。
安田記念(
インディチャンプ)、ユニコーンS(
ワイドファラオ)、そして前述した
CBC賞と、目下JRA重賞騎乗機会3連勝中と絶好調。今週は史上6人目となるJRA全10場重賞制覇の達成が懸かる。「それほど意識はしていないけど、できればいいとは思っている。福島の重賞に騎乗する機会が少ないからね」。実際、福島での重賞挑戦はわずか5回。16年
ラジオNIKKEI賞(
アーバンキッド3着)以来3年ぶりだ。
今回、手綱を取るのは
タニノフランケル。父は14戦無敗の怪物フランケル、母はG1・7勝を挙げた
ウオッカという、言わずと知れた超良血だ。今年は
中山金杯3着、
小倉大賞典2着と、重賞でも上位争いを演じるまでに成長。2歳時以来となるコンビ復活にジョッキーの期待も大きい。
「福島は合いそうだなと思っている。ただ(同型の)
マルターズアポジーが出てくるとは…。
ビュンビュン行ってくれてハイペースになって、みんなの脚が上がる流れになるといいけどね」。先週は大雨で前が見えなくなるほどの悪天候の中で
レッドアンシェルを勝利へ導いた。「今週も道悪の方がいいかな。自分が乗った時(未勝利戦)、道悪で勝っている。できれば雨が降ってほしいね」。偉業達成なるか注目だ。
提供:デイリースポーツ