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【中京記念】カテドラル切れた 池添学師「加速力すごい」

デイリースポーツ
  • 2019年07月19日(金) 09時00分
 「中京記念・G3」(21日、中京)

 重賞初制覇へ、準備は整った。カテドラルは18日、栗東坂路を鋭く駆け上がり、仕上がりの良さをアピール。3歳マイル重賞で好走を続ける素質馬が、デビュー戦で勝利を飾った中京で古馬を撃破する。

 伸び盛りの3歳馬らしく、カテドラルは活気あふれる姿で栗東坂路を豪快に駆け上がった。終始、手綱は持ったまま。全体こそ4F54秒4と控えめだが、ラスト1Fは11秒9と素晴らしい末脚を発揮した。

 「53-54秒くらいで、という指示でしたから予定通りですね。しまい切れましたし、加速力もすごかった。いい動きだったと思います」と池添学師は納得の笑みを浮かべる。1週前の11日には栗東CWで6F80秒9とハードに追われており、当週はもう軽めで十分。騎乗した大下助手も「いい動き。前回よりもいいですね。放牧から帰ってくるたびに良くなっている」と充実ぶりに目を細めた。折り合い面でも全く問題なく、ここにきての心身の充実が著しい。

 新馬戦を快勝して、野路菊Sではのちの皐月賞2着のヴェロックスを撃破。クラシック候補に名乗りを上げたが、その後の2戦を大敗してしまう。陣営はマイル路線への転向を決断し、これが吉と出た。アーリントンC2着、NHKマイルC3着。差す形も覚えて、ともに3F33秒台の上がりをたたき出した。まだタイトルこそないが、マイル界の新星候補の一頭であることは疑いようがない。

 「実績がある古馬もいるけど、ハンデが軽いですからね。力のいる馬場も大丈夫。いい結果を期待しています」とトレーナーは53キロのハンデを生かして古馬撃破をもくろむ。圧巻Vを決めた新馬戦が、重馬場の中京競馬場だった。デビューの地で重賞初制覇を飾り、秋への足掛かりをつかむ。

提供:デイリースポーツ

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