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北米を代表するオーナーブリーダーが死去

  • 2019年07月22日(月) 11時30分
「クイーン・オヴ・サラトガ」と呼ばれた北米を代表するオーナーブリーダーのメアリールー・ホイットニーさんが、19日(金曜日)、ニューヨーク州サラトガにある自宅で亡くなった。享年93歳だった。

 1925年12月にカンサスシティーで生まれ、母親が馬場馬術の愛好家だったことから、自身も幼少の頃から乗馬に親しんだのがメアリールーさんだ。1958年に、コーネリアス・ヴァンダービルトホイットニーさんと結婚。ご主人は、ウェストバリー・ステーブルの名のものに多くの名馬を生産所有しただけでなく、サラトガ競馬場を買収しておおいに繁栄させたウィリアムホイットニーさんの孫にあたり、彼自身も生産と競馬に深くかかわっただけでなく、サラトガにあるアメリカ競馬名誉の殿堂博物館の設立に尽力した人物としても知られている。

 1992年に亡くなったコーネリアス・ヴァンダービルトさんは、生前に自身が所有していた競走馬のほとんどを売却してしまったが、未亡人となったメアリールーさんは受けついだ莫大な遺産を使って、ホイットニー家ゆかりの血脈をもつ牝馬たちを次々と買い戻し、2003年にはバードタウンでG1ケンタッキーオークスを、2004年にはバードストーンでG1ベルモントSやG1トラヴァーズSを制している。

 メアリールーさんは1997年に、39歳年下のジョン・ヘンドリクソン氏と再婚。今後は同氏が、ホイットニー家の競馬事業を引き継いでいくと見られている。

(文:合田直弘)

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