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【門別競馬情報】全国の舞台へと羽ばたく逸材が現れるブリーダーズゴールドジュニアカップ/地方競馬情報

  • 2019年07月25日(木) 18時00分
 今夜のナイター競馬は「門別1場のみ」。全国の注目を一身に浴びる!?ことになりそうなのが、メイン12R(20時40分)で行われる“夏の2歳暫定王者決定戦”「第13回ブリーダーズゴールドジュニアカップH1/1700m外回り、1着500万円。JBC協会協賛 ヘニーヒューズ賞」だ。

 まだホッカイドウ競馬が赤字経営に苦しんでいた2007年8月30日。地方競馬の中で抜けてハイレベルにある2歳馬たちの更なる飛躍の舞台を作り、同時に、南関東ナイター場を中心とする地方競馬同士の「場間場外発売」で取り扱ってもらうこと等で「ホッカイドウの強い2歳馬」への認識をさらに深めてもらいたいとの願いも込め、頂点であるH1格付けとされた新設の2歳重賞は、旭川競馬場1600mでその産声を上げた(※旭川競馬場は翌2008年を最後に廃場)。

 2009年以降は、本場一本化&ナイター移行となった門別競馬場に舞台が移り、当初(第3回〜第8回)は1800mで施行。内回りコースの完成に伴い、2015年の第9回から一昨年の第11回まで3年間は1600m(内回り)に変更されたのだが、昨年から再び外回りに戻され、今年も1700m(外回り)で施行される。

 大きな変遷も経てきた中で、その勝ち馬にはビッグバンやカイカヨソウオヤコダカら錚々たる活躍馬も名を連ねており、今年も出走10頭の中に、全国の舞台へと羽ばたく逸材がきっと交じっていることだろう。

 中でも注目したいのが、生産から所有・マネージメントまでを一貫して手掛ける、いわゆるオーナーブリーダー「サンシャイン牧場」が送り込む2頭、アジュバント(牡2・佐々木国明厩舎。五十嵐冬54、父フィガロ)とリヴェールブリス(牝2・桧森邦夫厩舎。船橋・本橋孝54、父アンライバルド)だ。いずれもオーナーは伊達敏明氏で、アジュバントは前走同距離のオープン・JRA認定ターフチャレンジ1競走(1着馬はJRA札幌「コスモス賞」への推薦順位が最上位となる)を4角先頭から3馬身ちぎって快勝し、リヴェールブリスも同じくこの距離のJRA認定アタックチャレンジを逃げ切り快勝。そろって駒を進めてきた。

 サンシャイン牧場といえば、いずれもホッカイドウ競馬デビューのアンパサンドプレティオラスで、さらにリヴェールブリスと同じ父アンライバルドの産駒バルダッサーレで「東京ダービーSI」を制している名門牧場。今回、プレティオラスの主戦だった本橋孝太騎手を、バルダッサーレと同じ父アンライバルドの産駒リヴェールブリスの鞍上に起用してきたことには、素直に、陣営の期待の大きさや強い意欲を感じる。

 一方のアジュバントも、前走でJRAコスモス賞(8月10日)への挑戦権を手中に収めながら、中1週でこの大一番に挑んできたことから、前走後の疲労であるとか詰めて使うことへの不安等々がほぼ無いということであろうし、実際、直前の坂路追いでも11秒5-11秒7-12秒5(3F=35秒7)で前走時を上回る時計を出してきた。前走の勝ちっぷりからしても、さらなるパフォーマンスの向上を期待できそうだ。

 他も目移りするメンバー構成だが、前走1200m重賞の栄冠賞H2で最内を伸びて2着したヘイセイメジャー(牡2・松本隆宏厩舎父マジェスティックウォリアー)は、今回1700mへの距離延長がカギとなるだろうが、戦績から中距離でも脚を溜められそうな感はあるし、この大一番で鞍上に大ベテラン・宮崎光54を起用してきた点にも大いに注目だ。

 デビュー2戦を戦った1000mから前走一気に1700mに延ばし、アジュバントの2着に食い下がったスティールペガサス(牡2・角川秀樹厩舎。桑村真54、父サウスヴィグラス)や、1700mのJRA認定フレッシュチャレンジで新馬勝ちのケンジン(牡2・齊藤正弘厩舎。加藤誓54、父ストロングリターン)ら、下馬評では伏兵評価となりそうな他の面々にも、魅力十分の素質馬が揃っており、少々気は早いが、来年の「南関東3歳クラシック戦線」を占う上でも絶対に見逃せない一戦だと断言できる。

 このあと20時40分、門別グランシャリオナイターのメイン12Rで行われる。お楽しみに!

(文=ひだか応援隊)

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