高松宮記念15着の後は、秋の大目標である
スプリンターズS(9月29日・中山芝1200m)から逆算して、
北九州記念(8月18日・小倉芝1200m)から始動というローテーションを組んだ
モズスーパーフレア(栗東・
音無秀孝厩舎)。今朝7日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
坂路馬場で
ダノンスパークとの併せ馬。スタート時点で半馬身ほど追いかけるような位置関係だったが、相手も攻め駆けするタイプだけに、軽快なスピードで道中を登坂していった。
しかし、相手の脚色が鈍ったのが4F目。対して、モズはスピードが落ちる気配はなく、相手を突き放す形でのゴール。時計は4F50.8〜3F36.4〜2F23.6〜1F11.9秒と後半2Fの数字を見れば、そりゃついてこれないわといった感じ。
ただ、モズはほぼ馬なりでのゴール。やればもっと動いたはずだが、これ以上の時計は必要ないだろう。というよりも普段から坂路を駆け上がっていく時のスピード感が春先とは違っている。夏は確実に調子を上げるタイプだと思うので、猛暑日が続くこの季節こそ、最高のパフォーマンスを発揮できるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)