サマーマイルシリーズの第2戦にも指定されている「
関屋記念」。かつて、新潟競馬場が存在した地名に由来するレースで、新潟競馬場で行われる重賞競走としては
新潟記念に次ぐ歴史を持っている。開設当初は2000m戦だったが、1975年以降はマイル戦となり、平坦コースを舞台にしたスピード合戦が繰り広げられている。
過去10年で1〜3番人気は5勝2着5回3着4回。1番人気は2勝2着3回3着1回。同じ左回りの
中京記念や
安田記念、3歳馬なら
NHKマイルC組の好走が目立ち、年齢別は4歳、5歳組が主流。やや重で行われた2回を除き、1分31〜32秒台で決着しておりスピード能力は不可欠なレースだ。
◎
ケイデンスコールは同距離同コースで行われる
新潟2歳Sの優勝馬で、同じ左回りのマイル戦・
NHKマイルCの2着馬。これらを含め、左回りは過去4戦して2勝2着2回と得意にしている。
母インダクティも新潟競馬場で勝利経験があり、母の半兄
バランスオブゲームも
新潟2歳Sの優勝馬。世代マイル王決定戦で、メンバー最速の上がりタイムを繰り出した脚はGI級で、得意とする舞台で発揮してほしい。
3歳馬がワン・ツー・フィニッシュを決めた
中京記念で4着とはいえ、コンマ1秒まで追い込んだのは◯
ミエノサクシード。当時、3歳馬とは2キロ差だったが、今回は1キロ差。
ヴィクトリアマイルでは勝ち馬
ノームコアを上回る瞬発力を披露しており、牝馬限定とはいえGI競走でコンマ6秒差6着は評価したい。
全4勝をマイル戦で記録している▲
ハーレムラインは3歳時には初勝利から3連勝で
桜花賞まで駒を進めた馬。
桜花賞以降はスランプのような状態に陥っていたが、今回と同じ舞台で行われた
谷川岳Sを14番人気で制してあっと言わせた。
休み明けでも左回りが得意な△
ミッキーグローリーや、
新潟大賞典1番人気3着
ロシュフォールとマイル戦5勝の△
ソーグリッタリング、夏場に調子をあげる
サラキアも押さえておきたい。