18日に札幌競馬場で行われる
札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。ただし、函館競馬場で開催された2013年は除く。
過去10回で最多となる4回の馬券絡みが
ディープインパクトと
キングカメハメハ。3回で
ジャングルポケット、
マンハッタンカフェ、
サンデーサイレンスと続く。昨年は
ディープインパクト産駒のワンツー決着、一昨年は
キングカメハメハ産駒が1〜3着を独占するなど、同一種牡馬による固め打ちも目立つ傾向にある。
ディープインパクト産駒は延べ11頭が出走して「3-1-0-7」、昨年は
サングレーザーと
マカヒキがハナ差の接戦を演じていたが、共に
ディープインパクト×デ
ピュティミニスター系の配合となる。今年は昨年の勝ち馬
サングレーザーのほか、
ワグネリアン、
フィエールマンのGI馬2頭、
エイシンティンクルは
エイシンヒカリ(重賞4勝、うち海外GI2勝)の全妹という楽しみなメンバーが揃った。
キングカメハメハ産駒は延べ11頭が出走して「1-2-1-7」、好走率は
ディープインパクト産駒にも引けを取らず、回収率面においても単勝回収率180%・複勝回収率223%と優秀な成績を残している。今年は17年の勝ち馬
サクラアンプルールのほか、
クルーガーと
ランフォザローゼスが出走予定。
ランフォザローゼスの2代
母エアグルーヴは97・98年と
札幌記念を連覇している注目の血統だ。
ハービンジャー産駒は延べ2頭が出走して「0-0-1-1」、昨年は
モズカッチャンが勝ち馬と同タイムの3着で入線している。今年は
ブラストワンピース、
ペルシアンナイト、
ナイトオブナイツの3頭がスタンバイ。上位人気と目される
ブラストワンピースは前述した
モズカッチャンと母の
父キングカメハメハという配合的な共通点がある。