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マースプリントシリーズの第5戦目だが、WASJの開催週で上位騎手が集まりがちなこと、また
スプリンターズSを見据える有力馬も参戦してくることから、以前の4戦とは毛色の違う一戦になりがちだ。事実、シリーズのGIIIでは唯一の
グレード別定で賞金も高めに設定されており、格は少し高い。
1.牝馬優勢
牡・セン馬より牝馬の方が成績が良いレース。函館開催だった13年を除く過去9年で、牝馬は複勝率は30.4%で単・複回収率ともに100%を超えているのに対し、牡・セン馬は複勝率14.3%にとどまる。
2.ある程度間隔の空いた馬
過去9年で、中2週以内で出走した馬は33頭いるが馬券に絡んだのは一昨年勝利した
エポワスのみ。対して、中4-8週の馬が複勝率31.3%、中9-24週の馬は複勝率25.5%となっている。具体的に見ると、春のGI戦線後の休み明け初戦か、明け2-3戦目という馬の好走例が多くなっている。
3.スタミナも求められる
開催後半の洋芝のということもあり、スピードだけでなくスタミナも要求される。過去9年の勝ち馬の内8頭は以前に1400-1600mのオープン特別以上のクラスで優勝するか、GIで3着以内に入った経験があった。
デアレガーロは予定していた
函館スプリントSを背腰の疲れ、歩様の乱れにより回避。ここに照準を切り替えてきた。それだけに状態がカギにはなるものの、前走
高松宮記念(7着)は大外枠の割に良く差してきており、上位争いは十分に可能と見る。