豊明Sを勝って、オープン入りした
トロワゼトワル(栗東・安田隆行厩舎)。前走後は短期放牧へ出ており、8月14日にグリーンウッドから栗東へ帰厩。次走は
京成杯AH(9月8日・中山芝1600m)が予定されている。
角馬場で運動した後、1回目のハローが終了した直後の坂路馬場で単走。前半は少し行きたがっているような素振りに見えたのだが、時計は4F52.4〜3F38.0〜2F24.6〜1F12.1秒。ラップを見てもらえば分かるように、見事にきれいな加速ラップが踏めている。
そして、後半2Fの脚力は絶品。それでも手応えには余裕があったので、やればいくらでも時計は詰まってきそう。前走も急坂の中京競馬場だったが、この馬には傾斜のきついコースの方がいいパフォーマンスを見せるのかも知れない。
中山マイル重賞の
フェアリーSでは、4コーナー15番手からメンバー最速上がりを使って5着。当時よりもレースが上手になった今なら、当時よりも高いパフォーマンスを期待して当然といったところだろう。
(取材・文:井内利彰)