優勝馬には
スプリンターズSの優先出走権も付与される
キーンランドカップは、サ
マースプリントシリーズの第5戦に位置づけられている。シリーズ優勝を占う意味でも見逃せない1戦だ。
札幌競馬場スタンド改修のために函館競馬場で行われた2013年を除く過去10回で、1〜3番人気馬は7勝2着5回3着4回だが、1番人気は2勝2着3回3着3回。一昨年には12番人気
エポワスが勝利したほか、2008年には16番人気
タニノマティーニが勝利するなど波乱含みの1戦だ。年齢別では4歳馬が3勝、5歳馬が4勝となっているが、特徴的なのは牝馬が6勝と健闘していることかもしれない。
函館スプリントSを除外された◎
リナーテは仕切り直しとなったUHB賞を快勝。洋芝コース3勝目を上げると同時に、札幌競馬場での戦績を3戦2勝とした。今年に入ってから重賞2着2回。1戦毎に末脚に磨きをかけているような印象だ。斤量も背負いなれた54キロなら本命に期待したい。
◯
セイウンコウセイは2017年
高松宮記念優勝馬。札幌競馬場は初出走となるが、
函館スプリントSに勝っているのだから、洋芝も苦手ではないはず。スランプの時期もあったが、今春は
高松宮記念2着で、
CBC賞3着。58キロは容易ではないが、同斤量の
CBC賞も勝ち馬とはコンマ1秒差だった。
▲
ダノンスマッシュは、昨年のこのレースで古馬相手に2着と健闘。その後、
京阪杯、
シルクロードSを連勝し、
高松宮記念で1番人気に支持されるほどとなった。予定していた
函館スプリントSは競走除外の憂き目にあったが、本馬自身にアク
シデントがあったわけではなく、巻き返しが期待できる。
洋芝コースのス
プリント戦を得意とする△
アスターペガサス、
函館スプリントSを除外されて仕切り直しの1戦となる△
シュウジ、2度目のス
プリント戦となる△
タワーオブロンドンと、連覇を狙う△
ナックビーナスも抑えておきたい。