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オーストラリア産駒カイエンペッパーがG3フレイムオブタラSを制す

  • 2019年09月02日(月) 11時50分
 8月30日(金曜日)に愛国のカラ競馬場で行われた2歳牝馬のG3フレイムオブタラS(芝8F)は、2.5倍の1番人気に推されたカイエンペッパー(牝2、父オーストラリア)が後続に2.1/2馬身差をつける快勝。デビューから無敗の3連勝で重賞初制覇を果たした同馬は、来年6月5日にエプソムで行われるG1英オークス(芝12F6y)へ向けた前売りで、オッズ21〜26倍の1番人気に浮上した。

 G1英ダービー(芝12F6y)、G1愛ダービー(芝12F)、G1インターナショナルS(芝10F56y)という3つのG1を制したオーストラリア(父ガリレオ)の2世代目の産駒の1頭で、タタソールズ12月当歳市場にて19万5千ギニー(当時のレートで約3202万円)で購買されたのがカイエンペッパーだ。女性調教師ジェシカ・ハリントンが営む厩舎に入り、6月6日にレパーズタウンのメイドン(芝7F25y)でデビュー。ここで緒戦勝ちを果たすと、続いて7月4日にティペラリーで行われた条件戦(芝7F100y)に駒を進め、ここも白星で通過して臨んだのが30日のG3フレイムオブタラSだった。

 スタートからハナを奪ったカイエンペッパーは、残り2Fで鞍上シェーン・フォーリーのゴーサインが出ると再加速。前々走G3シルヴァーフラッシュS(芝7F)3着、前走G2デビュータントS(芝7F)4着の成績でここへ臨んでいたソーワンダフル(牝2、父ウォーフロント、4.5倍の3番人気)の追撃を楽々と封じて逃げ切り勝ち。3連勝を果たした。

 次走は、10月11日にニューマーケットで行われるG1フィリーズマイル(芝8F)の予定だ。

(文:合田直弘)

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