春のG1は
皐月賞2着、
日本ダービー3着だった
ヴェロックス(栗東・
中内田充正厩舎)。夏場は休養し、8月22日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。今朝4日は
神戸新聞杯(9月22日・阪神芝2400m)に向けた2週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した時間帯だったが、追い切りがひと通り終了した頃だったこともあり、馬の少ない状態。そんなこともあって、自分のリズムで
リラックスして走ることができていたが、それにしても春に比べて落ち着きが出た印象。
向正面でじわっとスピードを上げていく感じだったが、3コーナーの入りはまだぎこちなさもある。このあたりは今回が右回りのCWで速い時計を出すのが初めてというあたり。そこから4コーナー、最後の直線はスムーズで、手前を替えてからもきっちり伸びていた。
時計は6F83.8〜5F68.3〜4F53.5〜3F39.2〜1F12.4秒。非常にいい雰囲気で2週前追い切りを消化できた。あとは大目標も見据えた上で、どんな調整過程となっていくのか、しっかりと見守っていきたい。
(取材・文:井内利彰)