青葉賞を制した後、
日本ダービーは15着に終わった
リオンリオン(栗東・
松永幹夫厩舎)。夏場は休養を挟み、秋は
セントライト記念(9月16日・中山芝2200m)から始動。今朝4日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
CWコースで
ダンスディライトとの併せ馬。ただ、向正面では相手が4秒近く前方を走っており、とても追いつけそうにない感じ。これを13秒台のラップを持続させながら、じわりじわりと差を詰めていき、4コーナーは前を射程に入れる位置で回ってきた。
並びかけた時の相手の手応えは当然馬なり。ここで遅れてしまうかと思ったが、なんとか追い比べに持ち込んで、ゴール地点では同入か、やや遅れというフィニッシュになった。
ゴールを過ぎると
リオンリオンが前へ出ているようにも見えただけに、脚色が見劣ったということはない。時計は6F79.9〜5F66.2〜4F52.8〜3F39.3〜1F12.6秒と全体時計は速く、1週前として、きっちり負荷をかける内容になった点は評価すべきだろう。
(取材・文:井内利彰)