ローズS(9月15日・阪神芝1800m)出走のため、栗東に滞在している
ウィクトーリア(美浦・
小島茂之厩舎)。
オークス4着後はノーザンF天栄で調整し、8月21日に美浦へ入厩。24日に美浦坂路で軽く時計を出した後、25日に栗東へ移動という過程になっている。
今朝4日はレースに向けた1週前追い切り。1回目のハローが終了した時間帯のCWコースで
キャノンストームとの併せ馬だったが、実にスムーズな追走。CWでの追い切りが初めてとは思えない落ち着いた走りだった。
最後の直線に入ってもムキになるようなことはなく、楽な手応えで前を交わしに行く。仕掛られてからの集中力は抜群で、力強いフットワークでゴール前を駆け抜けていった。
もちろん併せ馬は先着で、時計は6F85.4〜5F68.0〜4F52.5〜3F38.7〜1F12.4秒。数字は平凡だが、いろんな状況を考えると、非常に安定感のある追い切りだった。母が栗東滞在でG1を制したように、本馬にも栗東滞在は合っているのかも知れない。
(取材・文:井内利彰)