8日に阪神競馬場で行われるセントウルS(3歳上・GII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。

　過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが13番。3回で1番、6番、9番、16番と続く。また、出走頭数にかかわらず大外となる馬番が「2-2-1-5」複勝率50.0％・複勝回収率246％と好走率・回収率ともに優秀な成績を収めている。

　参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠　2-1-0-9　複勝率25.0％　複勝回収率47％
2枠　1-1-1-14　複勝率17.6％　複勝回収率42％
3枠　1-0-1-16　複勝率11.1％　複勝回収率77％
4枠　0-2-2-16　複勝率20.0％　複勝回収率62％
5枠　2-1-0-17　複勝率15.0％　複勝回収率22％
6枠　1-1-0-18　複勝率10.0％　複勝回収率21％
7枠　0-2-2-16　複勝率20.0％　複勝回収率78％
8枠　3-2-4-11　複勝率45.0％　複勝回収率204％

【1・2人気】
1〜3枠　1-2-1-2　複勝率66.7％　複勝回収率115％
4〜5枠　2-2-0-1　複勝率80.0％　複勝回収率122％
6〜8枠　2-4-1-2　複勝率77.8％　複勝回収率105％

【3人気以下】
1〜3枠　3-0-1-37　複勝率9.8％　複勝回収率48％
4〜5枠　0-1-2-32　複勝率8.6％　複勝回収率30％
6〜8枠　2-1-5-43　複勝率15.7％　複勝回収率100％

　セントウルSは1・2人気の支持を集めた馬が「5-8-2-5」複勝率75.0％・複勝回収率112％。過去10年、1人気もしくは2人気の馬が連対しなかった年がなく、複勝ベタ買いでプラス収支になる安定感は称賛に値する。

　一方、3人気以下となると内か外の極端な枠順の方が狙いやすく、4〜5枠は好走率・回収率ともにいまひとつ。なお、1・2人気の好走率が高いとはいえ、勝ち馬においては3人気以下の馬にも意識を向ける必要があり、枠順の並びには気を配りたい。