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【セントウルS】タワーオブロンドン中1週の疲れなし 夏の王者へV狙う!

デイリースポーツ
  • 2019年09月05日(木) 07時00分
 「セントウルS・G2」(8日、阪神)

 サマースプリントシリーズ6位のタワーオブロンドンが4日、美浦Wで軽快な動きを見せた。シリーズ制覇へVが絶対条件のここは、何が何でも欲しいタイトル。今夏、スプリント路線に変更して2戦、まだ勝利こそないものの、適性の高さは十分に発揮している。夏を制し、次に控える秋の大舞台へ弾みをつける。また同シリーズ2位タイのダイメイプリンセスも、栗東坂路で力強い動きを披露した。

 疲れは見られない。キーンランドC2着から中1週となるタワーオブロンドンは、今週からリニューアルされた美浦Wで追われた。単走で5F70秒0-40秒5-13秒4。終始楽な感じで、素軽い動きを披露した。動きを見守った藤沢和師も「中1週で調整程度の内容だけど、動きは良かった。順調だよね」とうなずいた。

 この夏、スプリント路線に変更してから函館スプリントS3着-キーンランドC2着。まだ勝利こそないものの、質の高い競馬を見せている。しかも後者は、勝ち馬より1キロ重い斤量58キロを背負ってのもの。「前走はスタートが決まらなかったし、斤量も58キロだったからね。それを考えると悪くはなかった」と悲観はしていない。

「もともとルメールは、短い距離を使いたかったみたい」と主戦の言葉を代弁する。筋肉質でガッチリとした体形。マイル戦でも好成績を残してきたが、短い距離はより合う。「京王杯(SC)は強かったからね」。レコードVを決めた3走前の1400メートル戦を振り返り、スプリンターとしての資質の高さを強調した。

 勝てばスプリンターズS(29日・中山)の優先出走権が与えられる。しかもサマースプリントシリーズでも、逆転でチャンピオンを奪取する。「直線は長くなるし、最後に坂もあるからね。札幌より競馬はしやすくなる」と舞台設定を歓迎。アーリントンCを制して以来の阪神でVをつかみ、スプリント路線に新しい風を送り込む。

提供:デイリースポーツ

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