「セントウルＳ・Ｇ２」（８日、阪神）

　デビュー６年目の小崎綾也騎手（２４）＝栗東・フリー＝が、１７年の豪州以来となる２度目の海外遠征に挑戦する。９日にニュージーランドへ出発し、しばらくは現地に滞在する予定だ。

　「ちょうど向こうの競馬シーズンになりますし、英語圏であることや、ビザやライセンスの取りやすさなどを考えて決めました」と決断の理由を明かす。「期限はまだ決めてないですが、楽しみです。現地でいろいろと吸収したい。得るものは大きいと思う」と楽しみにする。

　前回は４カ月間の武者修行だった。「アウェーで乗ることの厳しさを感じましたし、一歩踏み出す大切さを学んだ」と振り返る。こうした海外での経験が、騎手として生かされている。

　遠征前の最後重賞となるセントウルＳは伏兵のキングハートで参戦。「開幕週の馬場は歓迎。自在性はあるのでスタートを決めてくれれば」と意気込む。一発穴を開けて、海外遠征へ弾みをつけたい。

提供：デイリースポーツ