今年4月に香港で行われたクイーンエリザベス2世CでGI初制覇を成し遂げた
ウインブライト(牡5・美浦・
畠山吉宏)が、12日(木)、
オールカマー(9/22・GII・中山芝2200m)に向けて併せ馬で1週前追い切りを消化。先行した
マイネルセリオン(牡3・1勝)に、ゴールでは3馬身ほど先着している。騎乗した
松岡正海騎手のコメント。
「今回は牧場で乗らずに美浦に入厩するという初めてのパターンで調整しています。その分、先週はゆるさがあって良化度がスローかと思っていましたが、先週1本追い切ったら一気に良くなりました。夏の暑さも問題なく過ごしています。もう少し良くなるだろうと感じてはいましたが、春よりも馬自体のレベルが上がってきています。
切れ味というタイプではないので、総合力で勝負をしようと思ってやってきましたが、3歳時はまだ体がついてこなかったりと紆余曲折がありました。3歳春の
スプリングS(GII・1着)の時は後ろからの競馬でしたが、その年の秋の
福島記念(GIII)の時にはだいぶ腰が良くなっていて、前めに行って勝つことができました。
このように馬の成長に合わせてやってきて、どんな競馬もできるようになったのだと思います。馬にも自信がついてきたのか、動きやふるまい、躍動感などに成長を感じますね」
(取材・文:佐々木祥恵)