10月1日に
金沢競馬場のダート2100mで行われる
白山大賞典。昨年の覇者、グリム(栗東・
野中賢二厩舎)が連覇を狙うべく、栗東で調整を行っているが、今朝19日はレースに向けた追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
ポップフランセとの併せ馬。6F標識で1馬身ちょっと前へ出る形で先行していたが、速すぎず遅すぎずのラップで前半をまとめていく。4コーナーを回ったあたりから、少しラップを速めていき、スピードに乗った状態で最後の直線へ。
相手が追いつこうとするが、さすがにこちらの手応えが楽。結局、ゴールまで後ろが追いつくことなく、先行先着でのゴールとなった。
時計は6F83.8〜5F68.5〜4F53.6〜3F38.8〜1F12.2秒。この動きと時計から、自分のリズムで走れば、他馬を寄せつけない強さがあるのは明らか。この馬の場合は主導権を握ってレースをできるかどうか、そこに尽きるような気がする。
(取材・文:井内利彰)