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母は米2歳GI馬のダノングロワールが戸崎圭太騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

  • 2019年09月30日(月) 18時00分
 タワーオブロンドンの貫録の差し切り勝ちで幕を閉じた秋の中山開催。その興奮冷めやらぬうちに今週から舞台は東京・京都・新潟の3場に移る。

 今年からの番組編成の変更の影響もあり、先週の中山ではのべ50頭を超える2歳馬が新馬戦の抽選で除外されており、予定通りのデビューを無事に迎えることが簡単なことではなくなりつつある。裏を返せば、理想的に臨めた2歳馬にとっては大きなアドバンテージになる。今週デビュー予定の注目馬たちも無事に抽選をくぐり抜けて活躍することを願うばかりである。

【10月6日(日) 東京芝2000m】

ダノングロワール(牡、父ハーツクライ母ソーメニーウェイズ、美浦・国枝栄厩舎)

 昨年のセレクトセールに上場され、取引価格は2億1600万円。母はアメリカの2歳G1・スピナウェイS(ダート7F)など重賞を3勝した。一族からはサトノフローラ(関屋記念3着)、ルミナスウォリアー(函館記念)などが出ている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で成長を促し、秋になってから再入厩した。先週の追い切りではオープン馬のコズミックフォースを相手に先行させて併入。ひと追い毎に時計を詰めており、仕上がり自体は順調だ。「しっかりしてくるのを待ち、慌てずに乗り込んできた。まだまだ良くなりそうだけど、いい感じに持ってこられたと思う。ハーツクライの仔だし、長めの距離で広いコースがいいと思う」と国枝栄調教師。鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。

サクラトゥジュール(牡、父ネオユニヴァース母サクラレーヌ、美浦・堀宣行厩舎)

 伯父にサクラプレジデント(札幌2歳S札幌記念中山記念)、サクラナミキオー(オールカマー2着)、いとこにサクラヴィクトリア(関東オークス)がいる。ここ2週の追い切りは3頭併せの真ん中に入れ、サリオス(サウジアラビアロイヤルCに出走予定)や古馬を相手に負荷をかけた。「少しテンションの高さがあるけど、ひと追い毎に反応は良くなっています。どちらかと言うと長く脚を使いそうなタイプ。芝で長めの距離が良さそうです」と森調教助手。鞍上は石橋脩騎手を予定している。

【10月6日(日) 東京芝1400m】

エルサフィーロ(牡、父ロードカナロア母ローガンサファイア、美浦・栗田徹厩舎)

 ダイワメジャー産駒の母は短距離戦で活躍し、3歳時にオープン特別のマーガレットSを勝っている。叔父にサフィロス(京王杯2歳S2着)、叔母にコーディエライト(新潟2歳S2着、ファンタジーS2着)がおり、早い時期から走れる血筋だ。また、祖母の半兄にはサウスヴィグラス(JBCスプリントなどダート重賞8勝)がいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、9月4日に帰厩。坂路、ポリトラック、ウッドチップコースを併用して追い切りの本数を重ねてきた。「まだ芯が入り切っていない感じで気性的にも幼いところがある。もう少し集中して走れるように最終追い切りではチークを着けてみるつもり。坂路では行きっぷりがいいし、血統的にも短めの距離が合うと思います」と栗田徹調教師。鞍上は北村宏司騎手を予定している。

ルージュルパン(牝、父トーセンファントム母トーセンスマッシュ、美浦・小笠倫弘厩舎)

 全兄にブレイブスマッシュ(サウジアラビアロイヤルC)、伯母にトーセンジョウオー(エンプレス杯など交流重賞6勝)がいる。しっかりと乗り込まれており、先週の追い切りではオープン馬のイーグルフェザーを追走して併入。ウッドチップコースで4本の併せ馬を消化しており、仕上がり自体は順調そうな雰囲気だ。鞍上は石橋脩騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

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