10月6日に京都競馬場で行われる
京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが2番。4回で1番が続き、3回が3番、4番、7番、10番となっている。
京都大賞典は極端な少頭数で行われることも少なくないとはいえ、内目の馬番を引いていた馬の好走が目立つ印象だ。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-1-1-6 複勝率40.0% 複勝回収率207%
2枠 4-0-2-5 複勝率54.5% 複勝回収率409%
3枠 1-2-0-10 複勝率23.1% 複勝回収率51%
4枠 0-1-2-11 複勝率21.4% 複勝回収率47%
5枠 0-1-1-13 複勝率13.3% 複勝回収率39%
6枠 1-1-1-12 複勝率20.0% 複勝回収率50%
7枠 1-2-2-14 複勝率26.3% 複勝回収率51%
8枠 1-2-1-15 複勝率21.1% 複勝回収率43%
13年には単勝1.2倍の圧倒的支持を得ていた
ゴールドシップ(8枠12番)が5着に敗れ、単勝166.2倍の
ヒットザターゲット(2枠2番)が勝利する大波乱の決着となっていたが、2着に好走していたのも1枠1番を引いていた人気薄の
アンコイルド(7人気)だった。出走頭数や人気の有無を問わず、1・2枠は好走しやすい傾向が見受けられるので、まずは内目の馬に意識を向けたいところ。
【前走上がり3F3位以内】
1・2枠 1-0-0-1 複勝率50.0% 複勝回収率60%
3〜8枠 4-5-1-22 複勝率31.3% 複勝回収率68%
【前走上がり3F4位以下】
1・2枠 5-1-3-10 複勝率47.4% 複勝回収率339%
3〜8枠 0-4-6-48 複勝率17.2% 複勝回収率39%
※前走が海外・地方・競走中止だった馬の成績は除く
一方、3〜8枠から好走した馬、特に勝利した馬においては前走で上がり3F3位以内の末脚を駆使しており、取捨に悩んだ際は速い上がりが使えるかどうかも指標にできそうだ。