本日、オーストラリア・ビクトリア州のウェリビー国際検疫所にて
スズカデヴィアスが追い切りを行った。
追い切りに騎乗したのはマイケル・ディー騎手。日本ではまだ無名だが、既にG1も3つ勝っている23歳の若手騎手で、馬に対する柔らかい当たりと、馬のリズムを大切にする騎乗
スタイルを買われて陣営から抜擢された。
スズカデヴィアスが出走予定の総賞金100万豪ドルのG1・コーフィールドS(10月12日)と総賞金200万豪ドルのG1・マッキノンS(11月9日)の両レースに騎乗予定で、今朝初めて同馬に跨り感触を確かめた。
「非常に乗りやすく、手応えもとても良かった。輸送で少し体重が落ちたようだけど、その後しっかり立て直して状態は良さそう。
日本の競馬は世界でも
トップレベルですし、将来的には日本を含む海外で騎乗する事も夢見ているので、このように日本馬に乗せて頂ける機会を与えて頂き非常に光栄です」
とコメントした。
また、
スズカデヴィアスから1週間遅れて10月1日に現地に到着した
リスグラシュー、
メールドグラース、
クルーガーも輸送後は順調で、本日3頭揃って馬場入りした。
現地入りした
清水久詞調教師(
メールドグラース)は「まずは輸送が無事で一安心。まだレースまでは2週間とちょっとあるので、様子を見ながら調教の強弱を付けていければ」とコメント。
メールドグラースは10月19日に行われる総賞金500万豪ドルのG1・
コーフィールドCに出走予定。また、
リスグラシューと
クルーガーは総賞金500万豪ドルのG1・
コックスプレート(10月26日)に出走する予定。
(取材:川上鉱介)