5日(土)に東京競馬場で行われる2歳重賞のサウジアラビア
ロイヤルC(GIII・芝1600m)に美浦から出走する注目馬3頭について、関係者のコメント。
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サリオス(牡2・美浦・
堀宣行)について、森調教助手
「新馬戦(6/2)を勝った後は北海道に放牧に出ました。8月下旬にこちらに戻ってきてからは、順調に調整を進めています。先週もしっかりとやってだいたい整っていましたし、今週(10/2)は半マイル15秒から入って、終いをシャープに動かすという指示での追い切りでしたが、2頭でずっと併せる形で動きは良かったです。
馬体重を含めて体付きは大きく変わりはないですが、落ち着きが出てきて精神面で成長していますね。デビュー戦も強い勝ち方をしてくれましたし、力を出せる態勢が整っていますので、期待しています」
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アブソルティスモ(牡2・美浦・
藤沢和雄)について、津曲調教助手
「前走(8/4)後は短期放牧に出して、戻ってきてからは坂路中心に順調に乗り込んでいます。デビュー戦は逃げて勝ち馬(
サリオス)に目標にされましたが、2戦目は一転して差しに回って自在性のある競馬ができました。
前走は4コーナーで前をカットされて進路が狭くなったことで馬が気を遣って手応えが怪しくなりましたが、エンジンがかかってからは伸びてくれましたし、僅差ながらも強い競馬だったと思います。
滞在競馬だった前走よりも美浦では乗り込めていますし、その分体も締まってきてさらに上昇していますので、楽しみです」
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エンジェルサークル(牝2・美浦・
中川公成)について、中川調教師
「飼い葉はいくらか食べ始めていますが、体重がなかなか戻ってこないので、様子を見ながら調整をしています。最終追い切りもそれほどやっていません。
若い馬なので無理をしない程度に調整を進めてきましたが、前走(8/17・未勝利・1着)より少し体重は減っているかもしれません。この現状でどこまでやれるかといったところでしょう」
(取材・文:佐々木祥恵)