1着馬に
天皇賞(秋)(10/27・GI・東京芝2000m)の優先出走権が与えられる
京都大賞典(GII・京都芝2400m)に美浦から出走する2頭について、管理する各調教師のコメント。
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グローリーヴェイズ(牡4・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師
「先週は一杯に近いくらい感じでやりましたが、今週(10/2)は競馬に向けて終い強めの追い切りでした。道中の進み具合も良かったですし、終いの反応も良くて、着実に良くなっている印象です。
競馬自体は久しぶりなので、その分は春の天皇賞時(GI・2着)より少し心配な面はありますが、フィジカル面はフレッシュなのでその点は良いですし、しっかり力を出せる状態だと思います。馬体重は先週で450キロ台半ばでしたが、同じくらいで出走できるかと思います。馬体重はこれ以上大きくなることはないとは思いますが内面的な部分やトモがしっかりしてきた感じはありますね。
今回は開幕週で速い馬場でしょうし、メンバーも頭数も揃うので楽ではないかもしれませんが、ジョッキーとの相性も良いので、レースに向けてしっかり調整して臨みます。実りの秋になってくれればと思っています」
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メートルダール(牡6・美浦・
戸田博文)について、戸田調教師
「今週(10/2)の追い切りは考えていたよりも時計は遅かったのですが、輸送もありますしちょうど良いと思います。古馬なので調教でガラリ一変とまではいきませんが、変わらず良い状態で臨めそうです。前走(
函館記念・GIII・7着)は2000mで後手後手の競馬になってしまったのですが、終いは追い上げていました。
3歳の
青葉賞(GII・5着)当時は『距離が少し長いかもしれない』と騎乗したボウマン騎手が話していましたが、あのころとは馬も違いますし、ズブさが出てきましたので、距離延長はかえって良さそうですね」
(取材・文:佐々木祥恵)