エリザベス女王杯の前哨戦で、昨年はこのレースの上位馬が
エリザベス女王杯でワン・ツー・フィニッシュを決めたほか、一昨年も
府中牝馬Sを勝った
クロコスミアが本番でも2着と見逃せない。その一方、過去10年間で1番人気馬は1勝2着3回3着2回。4番人気以下が8勝と難解だ。
春シーズンからの充実が著しい◎
スカーレットカラーに期待した。デビューした頃は430キロ台だった馬体重が前々走では470キロに。5月の
パールSを7番人気で勝ったあとは、
マーメイドS3着、
クイーンS2着と重賞競走で好走を続けている。いずれもスムーズなレースができなかったことを考えれば十分に合格点が与えられる内容だった。初の重賞制覇へ機は熟した印象だ。
決め手勝負の流れになった際に台頭してくるのは○
プリモシーンだ。近走は重賞競走で惜敗を繰り返しているものの、どのレースでも勝ち馬と馬体を併せるところまでは追い込んでいる。54キロの斤量なら、突き抜ける可能性十分。距離の経験はほとんどないものの、
母モシーンは豪州でマイルから2500mの距離でGI競走4勝。
ディープインパクト産駒なら1800mの距離が大きな壁になるとは思いにくい。
逆転を狙っているのは一昨年の
最優秀2歳牝馬▲
ラッキーライラックだ。
阪神ジュベナイルフィリーズに勝ち、
桜花賞2着、
オークス3着の実績は出走メンバー最上位クラス。3歳春の
チューリップ賞以来、勝ち星には見放されているものの
ヴィクトリアマイルも勝ち馬からコンマ1秒差だった。
重賞2勝で、
秋華賞3着△
カンタービレ、当時51キロだったとはいえ
マーメイドSで
スカーレットカラーを退けた△
レッドランディーニ、力をつけている△
ディメンシオンを抑える。実績最上位△
ソウルスターリングにとっては早い流れが味方してくれそうだ。