台風19号の影響により、京都競馬場の馬場はえらいことになっていましたが…。関西地方はまだ悪天候が続いているし
秋華賞の馬場が悪化するのは避けられない事態となりました。
予想がホントに難しいですよね…。それまで京都は「芝コースの状態はいい」と
クロノジェネシスの斎藤師も話してはいましたが…。ここまで悪くなるとさっぱり見当がつきません。
こうなったら、ある程度前につけられる馬がいいかな?と思います。そこで注目したいのが
クロノジェネシス。戦法に自在性があるのがいいですね。
「器用にレースをしてくれる馬ですね。(京都の内回り芝2000mについては)小倉で勝っているように小回りでも大丈夫な馬です。上手に競馬をしてくれると思いますよ」と斎藤師。
春のクラシックでは
桜花賞3着、
オークスも3着と健闘してくれました。
「大崩れせずに、結果は3着でしたがよく頑張ってくれました。デビュー前から期待して能力どおりに走ってくれましたが、結果だけが出せなかったのが申し訳ない気持ちです。GIとなると枠順や展開に左右される面もありますし、馬自体もまだ若いところがありましたから秋に改めて頑張ろうと思います」(斎藤師)
追い切りでは遅れはしましたが、これについて陣営は納得しています。
「しっかりと動く馬と併せて
クロノジェネシス自身も最後まで伸びるイメージで追い切りました。フォームも良くなってきましたし、息づかいも先週より上がってきていました。いい追い切りが出来たと思います」
騎乗した北村友騎手も「以前はガム
シャラに走るところがあったけど、加減して走るようになった。100%プラスかどうかはわからないけれども、自在に操れるようになったのはいいことだと思う」と評価していました。
これだけ馬場が悪くなると、なかなか見込みどおりにはいかないものですが…。だからこそ、堅実で自在性のある
クロノジェネシスに期待を懸けたくなるのです。
「切れ味といいスピードを持っています。最後の瞬発力を生かしたいですね」
(取材・文:花岡貴子)